〜2013東京オープン Day2〜

By Shin Uesugi


上位ボードの様子。Photo By Masako U.

皆さんこんにちは!東京オープンは4ラウンドが終了し、
後半戦へと突入しました。現時点では、4ラウンドに山田弘平さんを
下した南條遼介さんが4戦全勝でトップを走っています。

単独2位は3.5ポイント、JCAレート1645ながらレーティング2079の
小林厚彦君を破り、リスト4位の桑田晋さんからドローを奪った
Andrew Lewisさん。これだけを見ると、Andrewさんが
格上プレーヤーをアプセットしまくっているように見えますが、
彼は実はイングランドのFIDEマスター。FIDEレーティングは
2281と、今大会では南條さんに次ぐレーティングを持つ実力者です。

5ラウンドは、南條さんとAndrewさんの直接対決!南條さんが
この一戦を制せば、彼の単独優勝が決定します。FMレベル同士が
ぶつかり合うこの試合は、今大会最大の目玉となるでしょう。

Andrewさんの過去の試合を見てみましたが、彼は1.c4から
始まるイングリッシュオープニングを得意としているそうです。
そういえば、ShinがWashington Internationalで対戦したイングランドの
FM Ian Thompsonさんもイングリッシュプレーヤーでした。
やはり、イングランドのプレーヤーはイングリッシュオープニングを
指すように義務付けられているのでしょうか!?

話は変わりますが、3-4ラウンドでもかなりの数のアプセットが出たようですね。
これを踏まえて、Upsetランキングを更新しました。

2013東京オープンUpsetランキング(1-4R)

5位 勝田裕貴 vs 蒔田浩士 1-0 1R Upset値:275

詳細はこちら

4位 Averbukh Alex vs WFM 内田成美 0-1 1R Upset値:345

詳細はこちら

3位 石川貴久 vs 釼持徹 1-0 1R Upset値:375

詳細はこちら

2位 勝田裕貴 vs 高橋幹雄 1-0 3R Upset値:498

1ラウンドに中々のアプセットを記録した勝田さんは、3ラウンドにも
レーティング500程上の高橋幹雄さんに勝利。スタート順位は
38位/40ですが、現在10位タイという好位置につけており、
後2ラウンドで1ポイントでも取れれば、Bクラスでの入賞は堅いでしょう。

1位 吉田晴貴 vs 坂井延寿 1-0 3R Upset値:811

4ラウンド終了時点でのUpsetランキング暫定トップは、
レーティング1951、元サマーオープンチャンピオンの
坂井延寿さんを撃破した麻布の吉田晴貴君。
USCF1677の逢阪君を除けば、吉田君のスタート順位は
最下位。全敗してもおかしくないくらいの対戦相手達に対し、
4ラウンド終了時点での順位は27位タイと大健闘しています。

以上が、4ラウンド終了時点でのUpsetランキングです。
吉田君のUpset値811があまりにも凄すぎて、これ以上の
アプセットは出ないのではないかとShinは思っています。
ですが、プレーヤー達が疲れてくる大会終盤では何が起こるか
分からないので、最終日も変わらず結果を追っていくつもりです。

では皆さん、東京オープン最終日、Good Luck and Have Fun!!

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