〜Memories of Japan 2013〜

By Shin Uesugi

Last Update:7/18/13

こんにちは!Shinはこの夏、短い間ですが日本に滞在しています。
このままアメリカに戻るのでは何だか寂しいので、日本での思い出などを
日記のような形で紹介していきたいと思います。

~目次~

例会@千葉チェスクラブ 6/29/13

トレーニング@慶応大学日吉キャンパス 7/6/13

With Shinya Kojima@上杉家 7/17/13

例会@千葉チェスクラブ 6/29/13

Shinが日本に帰ってきてから最初に訪れたのは、千葉チェスクラブの例会でした。
例会の場所は千葉市民会館の広々とした会議室で、
ゆったりとした中でチェスを指せるようになっています。



ここに立ち寄ったのは、父が例会に参加しないかと声を掛けられたので
面白半分で付いて行ったのもありますが、Shinが初めて全日本選手権に
出場した時に、大変お世話になった小笠さんが参加すると知ったからでもありました。
Shinが最初に全日本選手権に出たのは2005年のことで、当時14歳だったShinに
日本のチェス大会で初めて声を掛けてくれたのが小笠さんでした。彼と全日本選手権本番前に
ブリッツをしたことによって、試合前の緊張がほぐれたことをよく覚えています。

今回の例会は、8名ほどが参加していました。大人数とは言えませんが、
1900台のプレーヤーが二人もいたなど、かなりレベルの高い例会だったと思います。
特に例会での一試合はShinが書いた検討ガイドのネタになったので、
自分に取ってもおいしい(!?)例会でした。

Shinは当初試合をするつもりはありませんでしたが、個人的に知っている
ヒーバート・ケンジ君が例会の2ラウンド目に参加するという情報が入ったので、
彼と指すことを決めました。彼は今年の全日本選手権で、スタート順位最下位だったのにも
関わらず2000オーバーからドローを取るなど、11ラウンド中5ポイントと大活躍。
最新のレーティングリストでは1517と、日本のジュニアの中では注目株の一人です。



試合は、中々目にしないチェックメイトの形で幕を閉じました。


今週末に行われるサマーオープンのエントリーリスト
ケンジ君の名前を見つけたので、応援がてら見学に行ってこようと思います。
千葉チェスクラブの次の例会は7/27とのこと。Shinはその頃アメリカに
帰国しているので参加することはできませんが、近くにいる方は一度足を運んでみたらいかがでしょう。

トレーニング@慶応大学日吉キャンパス 7/6/13

Shinが次に訪れたのは慶応大学日吉キャンパス。Shinが2005年頃から
親交がある、FMで元全日本チャンピオンの渡辺暁さんから6日(土)に、
慶応大学日吉キャンパスでトレーニングをしないかというお誘いがあったからです。
暁さんにはShinがアメリカの東海岸に住んでいた頃、自宅に来て頂きチェスの稽古を
付けてもらったことがありました。Shinにとって"日本のチェス師匠"のような方です。
暁さんの著書「ここから始めるチェス」は、
まとめ:チェスアイテム
方でレビューを書いているので、是非チェックしてみて下さい。

トレーニングには今年の全日本選手権単独3位の中村尚広さんも参加、
トレーニング開始から少し後に2007年の世界ユースオリンピアードで
チームメイトだった小林厚彦君が駆け付けて、計4人が集まりました。
参加者の平均FIDEレートは2163.75、全員がレーティング2000を超えている非常にレベルの
高いトレーニングだったと思います。トレーニングは主に3分+2秒or5分切れ負けのブリッツを
相手を変えながらやるというもので、局後にはちょっとした検討もしています。



トレーニングの様子はこんな感じ。慶応大学の一室を使って行われました。
Shinは全員に勝ち越すことができましたが、中には惜しい試合も多く、
とても有意義な時間が過ごせました。特に最近よく使っているScotch Gambitや
Sicilian Najdorfに対してのEnglish Attack、
黒番でのSicilian Accelerated Dragonなどのオープニングを、
全日本クラスの相手に試せたことはいい勉強になったはずです。
トレーニングの後は全員でトンカツ屋さんに。お店の名前は忘れて
しまいましたが、美味しかったことだけは覚えていますw

With Shinya Kojima@上杉家 7/17/13

こんにちは!Shinは一時間ほど前にアメリカに戻ってきました。
今回は
小島慎也さんのブログでも書かれていましたが、Shinのアメリカ帰国前日に
小島さんが上杉家に来た時のことを話そうと思います。Shinは16日、Kindle本の
出版やらサマーオープンのレビューやらで徹夜してしまい、17日の2:30PM頃まで
昼寝をしていました。どうやらその間に小島さんから電話が来たようで、
サマーオープンでのドタキャンの埋め合わせShinが帰国してしまう前にもう一度会いたかったようです。



対局の様子はこんな感じ。2008年ドレスデンチェスオリンピアードのビデオを背景に、
3分のブリッツを10局ほど指しました。最終局は、Accelerated Dragonからこんなポジションに。


このポジションではダブルビショップがあり、cファイルにルークを重ねることができる白が良さそうに見えますが。。。


Nxb3!!が絶妙手で、a3-a2からのプロモーションがあるため、白はこのナイトを取ることができません。
このままポーンダウンで続けるのはジリ貧なので、小島さんはエクスチェンジを切ってきました。


エクスチェンジの代償がなく、a2のポーンも落ちそうな白はRca8の後に投了。
ブリッツでしたが、結構うまく指せた試合だと思います。試合後は、小島さんが現在行っている
チェス関係の仕事の内容などを聞くことができました。なかなか充実している日々を送っているようで、
うらやましい限りです。日本初のプロチェスプレーヤーとして活躍している彼の、更なる飛躍を期待しましょう!



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