© Shinsaku Uesugi 2013

キングとクイーン


では、今度はキングとクイーンでチェックメイトする方法を見ていきましょう。
初期配置はこんな感じにしましょうかね。



今回も、Shinが実際にやってみます。


14手かかりましたが、何とかチェックメイトすることができました。
ここでのポイントは、2つのルークでのチェックメイトと同じように、クイーンでバリケードを張り、 黒キングを盤の端まで追い詰めることです。



左の図は「1.Qc4」と指して4段目を封鎖したところ。右の図は、「2.Qb5」と指して5段目を封鎖したところです。
ここからどんどん、黒キングの移動範囲を制限していきます。



左の図は、「6.Qd6」と指してdファイルを封鎖。右の図では「7.Qe6」という手でeファイルが封鎖されました。



左の図では、黒キングを端に追い詰めることに成功しています。しかし、2つのルークの時と違い、 クイーンだけではチェックメイトすることができません。ここでShinは、自分のキングを黒キングの近くまで 持っていくという工夫で、最後に「14.Qf7#」とチェックメイトすることができました。

ステールメイトに要注意!

キングとクイーンのチェックメイトをする際に、ステールメイトにならないよう気を付ける必要があります。
特に、相手のキングが盤の隅、h1、h8、a1、a8にいる時は要注意です。



上の図のように、黒キングを追い詰めようと「Qf7」としてしまうと、ステールメイトになってしまいます。
盤の端まで追い詰めたら、クイーンはできるだけ相手キングから離すようにしましょう。

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