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キングとルーク


チェックメイト入門の最後の難関は、「キングとルーク」でのチェックメイトです。
初期配置はこちら。



今回もまずShinがやってみますが、結構長くなるので、「>」ボタンや「<」ボタンを使い、流れを掴んでください。


ルークだけでは、効果的なバリケードを張ることができません。なので、キングとルークでのチェックメイトは、 キングが積極的にバリケード作りに参加する必要があります。



まず左の図のように、c4にいるルークをキングでサポートし、cファイルと4段目にバリケードを張ります。
そして右の図のように、「4.Rd4」、「5.Re4」として黒キングの移動範囲を制限します。
この手法を応用して、黒キングをどんどん盤の端まで追いやっていきます。



左の図の「9.Re6+」とした場面では、白キングがf5とg5の地点を押さえ、バリケードが突破されるのを防いでいます。
右の図は「13.Rg6」として、黒キングを追い詰めた場面。黒キングが動けるのを確認し、ステールメイトにならないように 気を付けています。ここからキングを近づけていって、黒キングが隅に動いたところを見計らってチェックメイト!

有効な待ち手

以下のような局面では、「待ち手」が非常に有効です。



左の図では、白のキングとルークが絶好のバリケードを築きましたが、ここからどうすればいいのでしょう?「Kc6」 と指しても「Ka8」と逃げられ、「Kb6」と戻っても「Kb8」と戻られ、進展が望めません。
こういう時は、右の図のように「Rc1」とcファイルのバリケードをキープしたままで相手に手を渡し、 「Ka8」と黒キングが隅に動いた瞬間に「Rc8#」とチェックメイトすることができます。

チェスに関するテクニックは以上です。次からは、入門編を終えた貴方が、ここからどうやって 上達していくかに焦点を当て、上達に役立つサイトなどを紹介していきます。

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